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2013年6月16日 (日)

高齢者大学④~文七~

3席目に私が選んだ噺は、ジュニアリーダー研修会でもやろうと思っていた「文七」というネタだった。

ネタバレしたくないので、多くは語らないが、簡単に言うと古典落語「文七元結」の改作である。

文七元結・・・博打で借金まみれになった父・長兵衛を見かねて娘が吉原に身を売り、長兵衛は50両の金を手に入れる。1年以内に返せば娘は女郎にならずに済むが、長兵衛は見ず知らずの若者・文七の命を救うためにその金をあげてしまう。

文七は店の金をなくしたと思い込んでしまい、川に身投げをしようとしていたのだった。長兵衛の説得にも一向に耳を貸さない文七に長兵衛は金をくれてやるのだが、文七の金が見つかり、長兵衛の行為に感心した文七の主が娘を助けてやり、やがて文七と娘は結ばれる…。

美談だが、嫌いな噺のトップ5に入る。

私が嫌いなのは文七の性格だ。

「死んだところで金は出てこない。とにかく店に帰って正直に謝れ」の説得にもかたくなに「死にます」

かと思えば、金が手に入るとしれっと店へ帰ってしまう。

こんな奴に大事な娘をやるなぁーッ!

というわけで、この噺を作り替えた。文七を別の噺の主人公に置き換えたのだ。

それは実にくだらない発想が元であったが、やってみると私の中で非常にしっくりくるものになった。

そして、文七がだんだん私の分身になっていったのである。

早く私なりの文七をやりたいと思った。

時間もそれなりにかかるし、江戸っ子の噺だからちょうどいいかもしれないと思った。

こうして、高齢者大学で「文七」をやることにしたのだ。

一応フォローだけど、嫌いな噺も含めて私は落語が好きです。

無茶な噺を聞かせるのもテクニックだし、それをやる方は当然いるわけで、「文七元結」は映像なら志ん朝、音声なら談志がいい。現役の噺家さんはわからない。

あと、どうでもいいけど、他の嫌いな噺は「井戸の茶碗」、「芝浜」、「初天神」とか、そんなところ。

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